日本ピアサポート学会

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本学会の沿革

1 設立年月日

 学会の前身「日本ピア・サポート研究会」は、2002年(平成14年12月)、日本学校教育相談学会(1990年設立)を母体として設立(会員数70名)。
 その第4回群馬大会(2005年:平成18年10月)で正式に「日本ピア・サポート学会」として発足、日本学術会議協力団体としても認可されている。(教育学領域)
  本年度(平成27年)10月には、第1回埼玉大会を国立女性会館で開催の予定(会員数950名)

2 設立の契機及び背景

  日本ピア・サポート研究会の発足の背景には、つぎの3つの要素が関連している。

①  日本学校教育相談学会が「認定スクールカウンセラー」の制度を導入するため、先進国アメリカのスクールカウンセラー制度の視察を行った際、予防的・開発的な包括的(コンプリヘンシブ)・ガイダンス・カウンセリング・プログラムの一環として、「ピア・サポート」が子どもたちの手によって行われているのを学校で紹介され、非常に効果をあげていることを直接見聞したこと。(日本でも同じような活動はあった)

② 日本で初めて、イギリスのヘレン・カウイ博士編の「学校でのピア・カウンセリング」(川島書店1997)が発行され、その中でカナダでピア・サポートを進めているトレーバー・コール博士と知り合い、今日の日本におけるピア・サポートの推進に、大きな影響を受けたこと。

③ これらの背景には、世界的な「いじめ問題」の発生と、日本における不登校・いじめ問題への改善策が強く求められていたこと、特に日本では急激な社会の変化で、少子化・情報化・経済格差・地域社会の崩壊等の影響で、子どもたちの人間関係を結ぶ能力や自己表現の苦手な子、自尊感情が低いこどもたちなど顕著に見られ、そのことが、いじめや不登校の遠因になっていることが、教育問題としてクローズアップされてきた。

3 ピア・サポート活動の推進

 これらを受けて日本学校教育相談学会では、問題が起きてからの対処だけでなく、起こさないようにするために、開発的・予防的な学校教育相談活動として、各種の研修の機会に積極的にピア・サポートプログラムの普及をはかり、しかも学校では、子どもたちが接するすべての教師が取り組めることから、表記の研究会を立ち上げ、4年後には「日本ピア・サポート学会」として、正式に発足、今日を迎えている。
(註 学会設立の詳細については、日本ピア・サポート学会編「ピア・サポート実践ガイドブック」ほんの森出版 2008 P182以後参照)